英字新聞は、上級者のみが読むものだと考えていませんか?そんなことは決してありません!自分のレベルに合った英字新聞を選べば、

初級者や中級者の英語学習にも十分適しています。

 

では、英語学習をする際に、英字新聞を読むメリットとは何でしょうか?

英字新聞は、幅広い語彙や正しい英文法を使って、質の良い綺麗な英文が書かれていますので、読解力を身に付けながら、幅広い語彙力や正しい英文法が身につきます。さらに、長文に強くなると、TOEICや英検での読解問題にも強くなります。

特に、初めて英字新聞にチャレンジする英語学習者にお勧めの英字新聞といえば、「The Japan Times Alpha」!!

記事は初心者にとっても適度な英文量で読みやすく、難しい語句には注釈がついており、公式ホームページには記事の全訳が載っているため、初めて英字新聞を読む方に安心です。また、記事ごとに難易度を表示してくれているので、自分がどのレベルの記事なら読めるのかが判断できますし、TOEICの練習問題や会話・ライティング力が身につくエクササイズなども幅広く掲載されています!週に一度のお届けなので無理なく続けられますよ。



 

それでも、自分が英字新聞学習を始めるのにはまだちょっと早いかな?と思っている方必見!

ここでは、英字新聞で英語学習に挑戦してみたいけれど、継続できるのかが不安な初心者の英語学習者向けに、難易度が高めの英文記事を初心者でもわかりやすく1から丁寧に、語彙、英熟語、英文法を解説していきながら英字新聞を読んでいきます。

今回は、初心者の英語学習者が英字新聞を読み始めるのにおススメな英字新聞、The Japan Times Alphaの記事を読んでいきましょう!

語彙や文法がちょっと難易度高めですが、大丈夫!丁寧に解説していきますので、しっかり覚えていきましょう!

 

今回のタイトルは…

Man gets 18 years for road rage incident that left couple dead, their daughters injured

「あおり運転事故裁判、懲役18年」

A court sentenced a 26-year-old man to 18 years in prison on Dec. 14 for a highway road rage incident last year in which a couple died and their two teenage daughters were injured.

Kazuho Ishibashi was convicted of dangerous driving resulting in death and injury after he overtook the family’s vehicle on the Tomei Expressway in Kanagawa Prefecture on June 5, 2017, forcing them to stop in a passing lane, where they were hit from behind by a truck.

According to the ruling, Ishibashi became enraged after being warned by Yoshihisa Hagiyama, 45, about the way he parked his car at an expressway parking area just before the incident. Ishibashi chased Hagiyama, who was traveling with his wife, Yuka, 39, and their two daughters.

Ishibashi forced them to stop and was threatening to drag Hagiyama out of the car when it was rammed by the truck.

Presiding Judge Shigeyuki Fukazawa ruled that even though both cars had stopped, “the death and injury were the consequences” of Ishibashi’s driving. (Kyodo)





《タイトル》Man gets 18 years for road rage incident that left couple dead, their daughters injured

 

「あおり運転事故裁判、懲役18年」

◎ get 〜 years (=get 〜 years in prison ) : 懲役〜年の実刑判決を受ける、懲役〜年を 言い渡される(食らう)

◎ road rage : あおり運転 ( 直訳 : 車の運転中に突然キレること、運転中の激怒 )
※自動車運転者が渋滞に巻き込まれたり、他の車に割り込まれたり、追い越されたり、クラクションを鳴らされたりして激怒すること。または、暴力的な報復をすること。

(★ rage : (名) 激怒、憤激、特に, ささいなことから急に怒りを爆発させて切れた状態になること)

◎ incident : (名) 出来事、事件

leave 〜 dead : 〔戦争・暴動・事故などが〕_人の死者を出す、〜を死に追いやる

leave 〜 injured : 〜人の負傷者を出す、〜を負傷させる

(★ left は leave の過去形!ここでの leave の意味は
leave + O(目的語) + C(補語) : OをCの状態にする )

leave 〜 dead and … injured : 〔戦争・暴動・事故などで〕〜が死亡し …が負傷する / 〜人の死者と…人の負傷者を出す

◎ couple : (名) 夫婦

 

① A court sentenced a 26-year-old man to 18 years in prison on Dec. 14 for a highway road rage incident last year in which a couple died and their two teenage daughters were injured.

 

昨年、高速道路で夫婦が死亡し、その10代の娘2人が負傷したあおり運転による事故を起こした26歳の男に法廷は12月14日、懲役18年の判決を言い渡した。

 

◎ court : (名) 法廷、裁判所、裁判

◎ sentence : (動・他動) 〜に宣告する、判決を下す

◎ prison : (名) 刑務所、拘置所、監獄、監禁

sentence + O(人) + to _ years in prison《 for … 》:《…の罪で 》(人)を_年の懲役刑に処する[(人)に懲役_年の判決を言い渡す]、(人)に禁錮_年の判決を下す

◎ highway : (名) 高速道路、幹線道路、主要道路

◎ teenage : (形) 10代の (※13〜19歳までの若者を指す)

◎ S + be動詞 + injured : Sが負傷している、ケガをしている





★ 英文法のおさらい ★《前置詞 + 関係代名詞》

本文中で、in which という前置詞 + 関係代名詞 の形が出てきましたが、あなたはなぜ、前置詞のin が 関係代名詞whichの前に来ているのかがわかりますか?
ここではもう少しわかりやすく簡単な例文で、前置詞 + 関係代名詞 を見ていきましょう。

(例) This is the house in which she used to live.
(これは彼女が以前住んでいた家です)

この文では関係代名詞 whichが、先行詞である the house を修飾しています。
しかし、先行詞の the houseと 関係代名詞 which の間にある in は どこから来たのでしょうか?
実は元々、関係代名詞節の live の後にあったものなんです。

置き換えてみると…

→ This is the house which she used to live in.

2文に分けてみると…

1文目:This is the house. ( これは家です )
2文目:She used to live in it. ( 彼女は以前そこに住んでいました)

関係代名詞(which) が指す先行詞(the house) が、前置詞(in)の目的語になっている場合、その前置詞(in) を関係代名詞(which) の前に置くことができるのです。

★ では、本文の 前置詞( in ) +関係代名詞(which) を見てみましょう。

本文を、2文に分けてみると…

1文目:A court sentenced a 26-year-old man to 18 years in prison on Dec. 14 for a highway road rage incident last year.
( 昨年、高速道路でのあおり運転による事故を起こした26歳の男に法廷は12月14日、懲役18年の判決を言い渡した)

2文目:A couple died and their two teenage daughters were injured in it. (※ it = a highway road rage incident )
( その (高速道路でのあおり運転の) 事故で、夫婦が死亡し、その10代の娘2人が負傷した)

 

② Kazuho Ishibashi was convicted of dangerous driving resulting in death and injury after he overtook the family’s vehicle on the Tomei Expressway in Kanagawa Prefecture on June 5, 2017, forcing them to stop in a passing lane, where they were hit from behind by a truck.

 

石橋和歩被告は、2017年6月5日に、神奈川県の東名高速道路でその家族の車を追い抜き、彼らを追い越し車線に強制的に停車させたところで背後からその家族の車がトラックに追突された事故で、危険運転致死傷罪で有罪となった。

 

S + be動詞 + convicted of 〜 : Sが〜で 有罪となる、有罪判決を受ける、有罪が確定する

◎ dangerous driving resulting in death and injury: 危険運転致死傷罪
( ★ S + result in A : 〈Sが〉(結果的に) Aをもたらす、Aに終わる )

◎ overtake (過去形 : overtook) : (動・他動) 〜を追い越す、追い抜く

◎ vehicle : (名) 乗り物、車

◎ expressway : (名) 高速道路

◎ Kanagawa Prefecture : 神奈川県

force + O(人) + to V原形 〜 : 強制的にOに〜させる
(★ 本文中の「 …, forcing them to stop in ~ 」の「( , )カンマ+~ing」は、付帯状況の分詞構文です。この形は、「 …, and (he) forced them to stop in ~」と同じ意味を持ち、and を補って、「…。そして~した」と説明を加える訳し方になります。)

◎ passing lane : 追い越し車線

◎ …, where 〜 : 関係副詞 where の非制限用法(継続用法) ( = and there ( そしてそこで ) )

 

★ 英文法のおさらい★ 《 関係副詞 where の非制限用法 (継続用法) 》

関係副詞 whereは、場所・状況・立場などを表す語を先行詞にとり、関係代名詞と同様に、非制限用法 (継続用法) があります。非制限用法とは、先行詞と関係副詞の間 ( つまり、関係副詞の前 ) に「 , (カンマ)」を置く用法のことを言い、カンマのところで文を切って和訳します。

「, where」は、「and there (そしてそこで)」「but there (しかしそこで)」「because there (なぜならそこで)」と同じ意味になり、「接続詞+there」の働きをします。

(例)

① I went to Tokyo , where I saw a lot of buildings.

私は東京に行き、(そして)そこで沢山の建物を見ました。

② We moved to Hawaii, where we lived for eight years.

私たちはハワイに移住し、(そして) そこで8年間住みました。

 

◎ S + be動詞 + hit + by A : SがAに追突される
( ★ ここでの hit は 過去分詞形!受動態( be動詞+過去分詞形) の形!)

◎ from behind : 背後から

S + be動詞 + hit from behind by A : Sが背後からAに追突される

 

③ According to the ruling, Ishibashi became enraged after being warned by Yoshihisa Hagiyama, 45, about the way he parked his car at an expressway parking area just before the incident. Ishibashi chased Hagiyama, who was traveling with his wife, Yuka, 39, and their two daughters.

 

判決によると、石橋被告は事故の直前に高速道路のパーキングエリアで車の停め方を萩山嘉久さん(45)に注意された後に激昂したという。石橋被告は、妻の友香さん(39)と娘2人と一緒に車に乗っていた萩山さんを追いかけた。

 

according to 〜 : 〜によると

◎ ruling.: (名) (法廷の) 判決、裁定

◎ enraged : (形) ひどく怒っている、立腹している

become enraged : 激昂する

◎ warn : (動・他動) 〜(人)に注意する、警告する

★ be動詞+warned by A : Aに 注意 (警告)される《受動態》

◎ the way + S + V 〜 : S が Vする方法 ( = how S + V 〜 )

★ the way he parked his car : 彼の車の停め方、彼が車を停めた方法

◎ just before 〜 : 〜の直前に

◎ chase : (動・他動) 〜を追う、追いかける、追跡する

◎ …, who 〜 : 関係代名詞whoの非制限用法(継続用法)





★ 英文法のおさらい ★《関係代名詞の非制限用法(継続用法)》

関係代名詞には2つの用法があります。 関係代名詞の制限用法非制限用法(継続用法)です。

制限用法:関係代名詞の前にコンマ( , )がない用法

関係代名詞の直前にある名詞 (=先行詞) に追加の説明をし、対象をひとつ特定させる! その関係代名詞の説明がないと、文章の内容が変わってしまう。

非制限用法(継続用法):関係代名詞の前にコンマ( , )をつける用法

関係代名詞の直前にある名詞 (=先行詞) を補足説明するだけなので、特に対象を特定しない。その関係代名詞の説明を省略しても文章の内容は変わらない。

 

制限用法 《コンマ無しの用法》

I have a son who is a doctor. (私には医者をしている息子がいる)

この文では、「息子が複数人いる可能性があり、そのうちの1人が医者」という意味が含まれます!息子が複数人いる可能性があるため、「この息子」と特定する必要があります。

(例)

息子1 → 教師

息子2 → 医者 ← 「この息子」と特定している!

息子3 → 会社員

非制限用法(継続用法)《コンマ付きの用法》

I have a son, who is a doctor. (私には医者をしている息子がいる)

一見、制限用法の文と意味が変わらないように思えますが、コンマありと無しでは意味がかなり変わってきます。 この文では、「息子が1人いて、その息子が医者だ」という意味が含まれます!

(例)

息子 → 医者

娘 → 会社員

息子は1人しかいないため、「この息子」わざわざ特定する必要がない!

非制限用法(継続用法) は、コンマの有無の違いがわからないので、会話ではあまり使われませんが、ライティングでは固有名詞の後に非制限用法(継続用法)が使われることが多いです。

(ex) I am working at the ABC corporation, which is only a 5-minute walk away from Tokyo station.

(私はABC社で働いていますが、そこは東京駅からたったの徒歩5分です。)

 

④ Ishibashi forced them to stop and was threatening to drag Hagiyama out of the car when it was rammed by the truck.

 

石橋被告が彼らを強制的に停車させ、萩山さんを車から引きずり出そうとしていたところ、車がトラックに激突された。

 

◎ force + O(人) + to V原形〜 : 上記の②参照

◎ threaten to 〜 : 〜するぞと脅す、脅迫する

drag + O + out of 〜 : Oを〜から(外に)引きずり出す

◎ ram : (動・他動) 《乗り物などが》〜に激突(衝突)する

S + be動詞 + rammed by A : S が Aに激突(衝突)される 《受動態》

 

⑤ Presiding Judge Shigeyuki Fukazawa ruled that even though both cars had stopped, “the death and injury were the consequences” of Ishibashi’s driving.

 

深沢茂之裁判長は、両者の車は停車していたとはいえ、石橋被告の運転が「死傷の結果を引き起こした」と裁定した。

 

◎ Presiding Judge : 裁判長

rule that … : 《裁判官・議長などが》…だと裁定する、裁定を下す

◎ even though S + V 〜 : (接) 〜であるけれども、からであるにしても、〜にもかかわらず、たとえ〜としても

◎ both + 複数形の名詞 : (形) 両方の、双方の

death : (名) 死

(※ die (動詞) : 死ぬdead (形) : 死んだ、死んでいる  の形も覚えておきましょう!)

◎ injury : (名) 負傷、けが

★ death and injury : 死傷

◎ consequence : (名) 結果、結論、結末

★ consequence of  A :  Aの結果、 Aが招いた(もたらした) 結果、 Aによって生じた結果

 

 

いかがでしたか?今回の内容も、テレビのニュースでも頻繁に取り上げられていたので、内容を事前に知っていた方も多かったのではないでしょうか?初心者の英語学習には、日本の話題を多く取り扱っている日本の英字新聞から読み始めることも重要です。私たちが事前にテレビなどで得た情報と同じ内容を英字新聞で読むと、スムーズに英文を読むことができるからです。事前にテレビなどで情報を得てから、同じ内容を英字新聞で読み、語彙力や読解力アップを目指しましょう!

次回もお楽しみに✨✨